この記事で分かること
・アンダーカット/オーバーカットの意味
・どんな時に使われる戦略なのか
・テレビ観戦での注目ポイント
想定キーワード:F1 アンダーカット/F1 オーバーカット/F1 戦略 初心者
F1中継を見ていると、実況や解説で必ずと言っていいほど出てくる言葉があります。 それが「アンダーカット」と「オーバーカット」です。
「なんとなくピット戦略っぽいのは分かるけど、正直よく分からない」 そんな方も多いのではないでしょうか。
この記事では、F1初心者でもイメージできるように、 アンダーカットとオーバーカットの仕組み・使われる理由・観戦時の楽しみ方を 分かりやすく解説します。
そもそもF1のピット戦略とは?
F1では、レース中にタイヤ交換(ピットストップ)を行います。 この「いつピットに入るか」が、順位を大きく左右します。
理由はシンプルで、
- 新品タイヤは圧倒的に速い
- 古いタイヤは徐々にラップタイムが落ちる
このタイヤ性能差をどう使うかが、戦略の核心です。
アンダーカットとは?【先に入って逆転を狙う】
アンダーカットとは、
前を走るマシンより「先にピットイン」し、新しいタイヤの速さで逆転を狙う戦略
アンダーカットの流れ(イメージ)
- 後続車が先にピットイン
- 新品タイヤで全力アタック
- 前の車がピットインした時点で逆転
前のマシンはまだ古いタイヤで走っているため、 新品タイヤとの差で一気にタイムを稼げるのが最大のポイントです。
アンダーカットが有効な条件
- タイヤの性能差が大きい
- アウトラップ(ピット後1周目)が重要
- トラフィック(渋滞)が少ない
近年のF1では、このアンダーカットが最も頻繁に使われます。
オーバーカットとは?【引っ張って逆転を狙う】
オーバーカットはアンダーカットとは逆の発想です。
あえてピットインを遅らせ、クリーンエアで走って逆転を狙う戦略
オーバーカットの流れ(イメージ)
- 前を走る車が先にピットイン
- 自分はコースに残り、空いたコースを全開で走る
- 相手がアウトラップで苦しむ間に差を縮める
ピットアウト直後は、
- タイヤが冷えている
- グリップが安定しない
という弱点があります。 そこを突くのがオーバーカットです。
オーバーカットが有効な条件
- タイヤがなかなか温まらない
- コース上に渋滞がない
- ドライバーのタイヤマネジメントが優秀
成功すれば非常にスマートな逆転劇になりますが、 失敗すると一気に順位を落とすリスクもあります。
どっちが強い?アンダーカット vs オーバーカット
| 戦略 | 特徴 | リスク |
|---|---|---|
| アンダーカット | 分かりやすく成功率が高い | 渋滞にハマると失敗 |
| オーバーカット | 決まると効果大 | タイヤが持たないと致命的 |
現代F1では、 基本はアンダーカット、状況次第でオーバーカット という使い分けが主流です。
観戦時の注目ポイント|ここを見れば戦略が楽しくなる
アンダーカット・オーバーカットを楽しむには、 次のポイントを見るのがおすすめです。
- 前後のタイム差(○秒以内か)
- 使用しているタイヤの種類
- 無線で「Plan A」「Plan B」が出た瞬間
- ピットアウト後の最初の1周
特にピットアウト直後の1周は、 順位が入れ替わるかどうかの運命の瞬間です。
詳しい解説の書籍はこちらから→F1 語辞典: F1にまつわる言葉を イラストと豆知識でパワフルに読み解く
初心者向け超シンプルな覚え方
アンダーカット=先に入って新品タイヤで殴る
オーバーカット=後で入って空いたコースで稼ぐ
このイメージだけでも、 中継中の戦略解説が一気に分かりやすくなります。
まとめ|戦略が分かるとF1は何倍も面白い
アンダーカットとオーバーカットは、 F1のレースを「ただ速い車を見る競技」から「頭脳戦」へ変える要素です。
次にレースを見るときは、
- 「ここで先に入るか?」
- 「まだ引っ張るのか?」
と考えながら観戦してみてください。 F1の奥深さが、きっと一段階深く見えてきます。



コメント