更新日:2025年11月8日|カテゴリー:F1ニュース/シーズン前情報
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F1ファンにとってシーズンオフ最大の楽しみのひとつが「新マシン発表会」最新シーズンの傾向を踏まえて
・いつ頃発表が始まるのか?
・各チームの発表順はどのように決まるのか?
・実物と発表用CGの違いは?
・発表会を見るときのポイント
を詳しく解説します。
🏁 F1マシン発表会はいつから始まる?【目安:1月末〜2月前半】
例年、F1マシン発表会が始まるのは1月最終週〜2月第2週です。 最も早いチームは1月25日前後、 遅いチームでも2月10日前後までに発表を済ませます。
理由は単純で、 2月下旬のプレシーズンテストまでにマシン引き渡しを完了する必要があるためです。
■ 典型的な発表スケジュール
- 1月下旬:下位チームから発表が始まることが多い
- 2月上旬:中団チームの発表が集中
- 2月10日前後:トップチームがラストに発表する傾向
特にメルセデス・フェラーリ・レッドブルなどの強豪は、 テスト直前に発表しがちです。 これは最終調整ギリギリまで開発を続けるため。
📅 過去3シーズンの発表時期から“パターン”を読み解く
以下は過去の傾向から読み取れる規則性です。
① 下位チームは早く発表しがち
開発資金の少ないチームは、早く発表し話題を集めたい傾向があります。 また、発表はカラーリングだけで、実車は後日というパターンが多いです。
② 中団チームは2月上旬に集中
マクラーレン、アストンマーティン、アルピーヌなどは毎年この時期に発表。 「発表→テスト→修正版投入」の流れを確保しやすい時期です。
③ トップチームはギリギリまで秘密主義
レッドブル、フェラーリ、メルセデスは、 発表のタイミングも演出の一部。 戦略的に最終週に発表することが多く、 テストに最適化した状態で公開されます。
🚗 発表される“マシンの種類”は3つある
F1の発表会で公開されるマシンは、実は以下の3種類のどれかです:
- ① カラーリング発表用マシン(ショーカー)
- ② プレシーズンテスト用マシン
- ③ シーズン開幕戦用の実戦仕様
そして多くのチームが①ショーカーを使います。
■ ショーカーとは?
空力面の秘密を隠すために、 実際の形状をぼかしたダミー車両です。 実車は発表されず、開幕戦で突然現れることもあります。
🕵️♂️ 発表会ではここをチェック!観るべきポイント5選
① フロントウイングのコンセプト
年によってトレンドが変わるため、 トップチームの方向性は必ずチェックする価値があります。
② サイドポッドの形状(ゼロポッド復活?)
2022年以降のレギュレーションではサイドポッド形状が非常に重要。 発表車両で大きな変化があるかは注目ポイントです。
③ フロアの処理(切り欠き・傾斜・トンネル)
昨今の空力の中心はフロア。 CGモデルの場合、ここを“意図的に隠している”可能性もあります。
④ カラーリングの変化
新スポンサーの追加、配色変更、過去リバリー復刻など、 話題になりやすい部分です。
⑤ チームのプレゼンス・発表方法
近年はオンライン発表、ライブ配信、ショーイベントなど多様化。 発表形式からチームの自信・戦略が透けて見えます。
🔥 マシン発表会が“シーズンの勢力図”に与えるヒント
発表会は単なるお披露目ではありません。 勢力図の予兆が見えることがあります。
- 上下方向の冷却スリットの増減 → エンジン冷却の新コンセプト
- サイドポッドの大胆変更 → 空力思想の大転換
- ウイング形状 → サーキット適性の変化
特に新レギュレーション導入年は変化が顕著で、 発表会の内容だけで“強そうなチーム”が分かることもあります。
📌 まとめ:マシン発表会は1月末〜2月前半にスタート
- 発表は1月最終週〜2月前半が定番
- 下位チームが序盤、トップチームが終盤に発表しがち
- 実際の車体は“ショーカー”のことが多い
- ウイング・サイドポッド・フロアをチェックすると開幕前に勢力図が読める
- 発表会は“プレシーズンの最初の勝負”でもある
来季の勢力図を占ううえで、マシン発表会は非常に重要なイベントです。 発表された形状がどこまで実戦に合致するか、 開幕戦までの更新でどう変わるか── このワクワクはプレシーズンならではの醍醐味です。 シーズンオフの楽しみとして、 ぜひ各チームの発表を見逃さないようにチェックしましょう!


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